みなさん、こんばんわ

スピリチュアルビジネス専門コンサルタント・カウンセラーのミスカトニックです。

さて、オセロ中島さんを例にして洗脳やマインドコントロール、霊感商法を考える連載も今回で3回目です。

多くの精神科医が占い師やヒプノセラピー、エネルギーワークを取り入れることからもお分かりの通り、スピリチュアルのすそ野はどんどんと広がっています。

それはスピリチュアルなものが普及する良い現象でもあるのですが、一方で普及に伴う責任も当然に発生します。

社会にとって私たちはどんな存在なのか?

私たちはクライエントに対してどんな貢献ができるのか?

それを考えるきっかけになれば幸いです。

【ケアする側のとるべき立場とリスク】

カルト(と呼ばれる)宗教や団体にかかわり、マインドコントロールを受けた方の大半は、自己の行動に対して否定的な自覚はありません。

むしろ、「自分は正しいことをしている。間違っているのは、そっちの方だ」という立場をとります。

また、その方が信じている信念や信仰について問いただしても、信教の自由、思想良心の自由を持ち出されると、こちらは口をつぐむしかありません。

ゆえに、カウンセラーの立場としては、その方の信じていること、そのものには介入できないのです。

この「信じていることには介入しない」と言うアプローチは、その方の周りの方々からすれば、とても頼りなく、また歯がゆいものです。

なぜなら、周囲の方々は、まず最初にマインドコントロールの影響下から脱して欲しい、と願うからです。

しかし、その周りの方々の要請に沿った介入をしても、結果は目に見えています。

解決できません。

これは、相手が自分の権利を盾にするから、という事もありますが、もう1つ大切なポイントがあります。

それは、その方にとっての反対者(周囲の方々)と同一視されてしまうと、カウンセラーが敵対的な存在になってしまうからです。

マインドコントロールを解くには、いくつかの段階があります。

その最初の段階では、カウンセラーは疑いの目をもって見られます。

「あぁ、こいつも私の考えを変えるためにやってきたんだ」

当たり前のように、そうした態度をとられます。

この状態でアプローチを続けても、出来ることは限られてしまいます。

それよりも信頼関係を構築し、ある程度スムーズなやり取りができるようにしていく必要があるのです。

つまり、価値中立性という立場ですね。

私がカルト宗教の信者の方に、まず以下のことをお話しします。

「私はあなたの信じていることを変えようとは思っていませんし、またその意図もありません。

ただ、私はあなたと、あなたのご家族の間で、中立的な立場として、ここにいます。

私の目的は、あなたと、あなたのご家族の間で合意を形成することです」

実は、いずれかの段階で、その方の信念や思想、信仰と対峙しなくてはならない段階はやってきます。

それは必ずやってきますし、また越えなければならないハードルなのですが、それはずっと後の話です。

まずは信じてもらわなくては、何も始まりません。

そして、その信頼関係の範囲内での対話を通じて、自己洞察を深めていきます。

ただ、ここには注意するべきリスクがあります。

それは「巻き込まれ」です。

【『逆転移』という巻き込まれ】

こうした対話の場合、クライエント(と、もうお呼びしても良いでしょう)はカウンセラーに自己の正しさを訴えてきます。

それはそれで当然なのですが、注意しなくてはならないのは、その時にカウンセラーが敵対者に映ってしまうことです。

こちらが価値中立的に対応していれば、それを転移と位置付けてさらに洞察を深めることに繋がります。

しかし、価値中立性が保たれないという事は、逆転移が生じていることを意味します。

そうなると、生まれるのは単なる敵対関係です。

その結果、家族とクライエントの関係が、そこでも再現されてしまうのです。

【問題解決の糸口と方向性】

この点はカルト宗教や団体だけでなく、例えばDVや共依存の場合にも当てはまることですが…

私たちは個人の信条には立ち入ることはできません。

ただ、その行為が他者や第三者、社会においてどのような意味を持つか、という点は、問題解決の大きな手掛かりです。

そして、解決するべきはクライエントの信条ではなく、喪失してしまった社会との接点です。

カルト宗教だけでなく精神疾患や共依存なども、問題が大きくなればなるほど、社会との健全な接点は失われます。

その場合、ある段階では社会からいったん隔離して回復を待った方がよいでしょう。

しかし、それ以降は社会との関わりの中でリハビリを兼ねながら回復を目指す方が、予後は良好になります。

なぜなら、私たちは社会の中にいなければ、自己を第三者の観点から振り返ることが出来なくなるからです。

他者との関わりとは、意識的無意識的に他者への発信と、そのフィードバックの連続です。

それは、時に精神的な疲労を生みますが、しかし一方で「あるべき自己像」の修正が機能し図られることを意味します。

これは私見ですが、オセロ中島さんは、この辺でつまづいてしまったのではないかと考えています。

私は医師ではありませんので、彼女の状態を「診断」することはできません。

ただ、マインドコントロールを解くことも重要ですが、時に社会性の回復の方を先行させた方が、実は上手くいく、という事は言えます。

前回の連載でもお伝えしましたが、マインドコントロールを解くことへの過度のこだわりは、下手をすれば状況をさらに悪化させるのです。

ただ、いずれはクライエントの信念体系と対峙することも、時として求められます。

その際、どのような方法をとるべきなのでしょうか?

それは、価値中立性と言う立場と反しないのでしょうか?

また、カウンセラー側の逆転移による巻き込まれは、別の場面でも大きな影を落とします。

次回以降の連載では、その2つを見ていきましょう。

では!

追記

大阪駅のホームにいた、スズメ


癒されました(笑)

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