みなさん、こんばんわ

スピリチュアルビジネス専門コンサルタント・カウンセラーのミスカトニックです。

さて、今日も「ダブル・スタンダート」の続きです。

ここから先が本題に入るのですが、主題は…

「クライエントの願望と幸福」

というものです。

クライエントの願望と幸福は、イコールの関係とは限りません。

時に、クライエントの願望が幸福につながらないケースもあります。

そうしたジレンマにどう向き合うか…?というのがテーマなのですが、実はこうしたことは、どの分野でも起こることです。

しかし、そうしたジレンマの存在が問題だと私は思いません。

むしろ、ジレンマときちんと向き合いつつ、どのような結論を出すか、というところに成長や成功があるのではないかと思うのです。

対人支援やスピリチュアルセッションを行っていて、ジレンマに直面しない人はいないでしょう。

むしろ、私たちの活動はジレンマの連続です。

私のこのコラムが、どこまでその答えになっているかは不明です。

ただ、こうした活動をしている方にとって、何かしらの参考になれば幸いです。

…前置きが長くなりました。

では、続きをどうぞ。

※ ※ ※

よく相談者に話す事なのだが、鑑定において最も重要視されるのは、実は相談者の願望ではない。

常に追求されなければならないのは相談者の幸福であり、その観点から考えると、相談者の願望は「相談者の幸福を作る為の手段」という位置づけとなる。

だから、常に「結果が出せるか」「可能性はあるか」「彼(または彼女)との関係が相談者を幸福にするか」という判断基準が働くのであり、相談者の願望が相談者を幸福にしないという蓋然性が高い場合、あるいは可能性がない、または追求する事がナンセンスな程度しか可能性が残されていない場合は、反対意見を述べざるを得ない。

また、反対意見を述べないまでも、状況がかなり困難な場合はその事も率直に言わねばならない。目的が相談者の幸福である以上、無用な希望を持たせるのは問題だし、相談者の抱えている問題や願望は、相談者の人生そのものなのだ。

だから、どの程度の問題があり、どの程度の期間が必要かも明示しなくてはならない。それは問題によって、半年であったり、1年であったり、また10年であったりする。

しかし、その期間が相談者にとって絶望的な期間であることはよく分かっている。私が鑑定で「3年間は必要ですね」というのは、裏を返せば「3年間苦しめ」と言っているようなものなのだ。

これくらい残酷で、これくらい冷酷な事はない。

よって鑑定内容は、主観的な幸福の実現から、客観的な幸福の実現へとシフトする。
耐えなければならない期間が長期化する場合、相談者の苦痛や孤独の治癒や緩和が焦点となるし、相談者の本来の願望の成就よりも、相談者が苦しまなくてもすむ状況の実現や、孤独や不安を感じない程度に状況を改善する必要性が生じる。

ただしこれは、短期間での相談者の願望の成就を意味するものではない。

方法は様々だが、今の状況に対して相談者が折り合いをつけたり、落ち着いて日常生活を送れるようにするという対処療法であり、相談者が、「いま私は幸福だ」と実感できる主観的な幸福ではなく、ひとまず苦しまなくてもいい、ひとまず寂しい思いをしなくてもいいという状況の創出である。

そうした状況を作りつつ、相談者の願望の成就を志向するのだが、問われるのは客観的な結果である。

だから、具体的な成果が出ていない状況において楽観的な観測はできないし、私がすべき事と相談者がすべき事は可能な限り明確にされる。

だから、相談者の行動に問題がある場合は、それを率直に指摘するし、その場においては合目的性や合理性が主要テーマとなる。

(続く)