心理カウンセラーはどこまで自分のことを話すの?【人気占い師のための心理スキル】

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占いカウンセラー、スピリチュアルカウンセラー養成講師、

スピリチュアルビジネスコンサルタントの

ミスカトニックです



さて、今日の記事は前回の続きです。

前回の記事はこちら

占い師はどこまで自分のことを話すべき?

前回の更新では占い師の自己開示をビジネスの面からお話ししました

今回は、ちょっと視点を変えて、心理カウンセラーはどこまで自分のことをクライエントに話すのか、ということをお伝えしたいと思います。

まず、そもそも論ですが、心理カウンセリングの場合、広い意味でのクライエントのケアが求められます。

この辺は医療の分野にも関連してくるので、自己開示が治療的効果を持つのか、ということは結構研究されています。

私の記憶では、心理カウンセラーの自己開示だけを扱った文献は読んだことはありません

ただ、カウンセリングの文献の多くにはカウンセラーの自己開示について触れられていますし、また論文も結構な量があります。

さらに、治療的意味での研究の蓄積がなされているので、ある程度「こうした方が望ましいよね」というものは存在します

…療法の立場的な相違はありますけどね。

この話しは実は非常に面白いのですが、本論から外れますので割愛します(笑)

で、結論をお話しすると…

心理カウンセラーが自分の経験談をあれこれと話をする、ということは、治療的意味がある、とはみなされていません。

これは当たり前の話しですよね

そもそもカウンセラーの経験談が治療的にはあまり役立たないし、かえってクライエントの回復を損なう場面もあります

精神分析に近い方の場合だと、いわゆる「転移」に対する警戒がありますよね

また、転移に対して治療的意義があるとみなす立場であっても、そこからの回復を目指すわけですから、あまり経験談と言うのは意味がないんですね。

特に私の場合は専門が認知行動療法と交流分析、そして催眠療法なので、話しをする場面と言うのが、そもそもない(笑)

だから、心理カウンセラーとしての私が、自分自身の過去の出来事や価値観、考え方をクライエントに伝える、ということは、まずやりません。

ただ、これはカウンセラーとしての自己開示を全く行わない、ということではありません。

来談者中心療法はちょっと専門外なので、認知行動療法を例に挙げると、蔵縁との自己洞察を深める、あるいはクライエントの思考や感情を整理するために…

「私は○○と思うけど…」

という発言は比較的多用します。

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