ネガティブな感情はダメなもの?

皆さん、こんばんわ。

 

スピリチュアル・カウンセラー、占いカウンセラー養成講師のミスカトニックです。

 

さて、まずはお知らせです。

 

5月30日に出版記念無料セミナーを開催します。

 

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詳細は以下の通りです。

 

開催日時:5月30日(日)13時~15時

受講方法:ZOOMでのオンライン受講

お申込み方法:以下のフォームから「5月30日セミナー受講希望」と書いて送信してください

さて、早速本題に入りましょう。
悩み
スピリチュアルなコンテンツを見ていると、「ネガティブな感情=ダメなもの」という話しを見聞きします。
実際、引き寄せ系の本やコンテンツでは…
「ワクワクするもの=OK」
「ネガティブなもの=NG」
という説が大半を占めています。
しかし、ネガティブな感情はそんなに悪いものなのでしょうか?
また、ネガティブな感情を持つと、本当に状況は悪化するのでしょうか?

ネガティブな感情の意味

進化心理学の観点からすると、ネガティブな感情にはちゃんとした意味があります。
不安や悲しみ、恐怖といった感情は、原始時代の私たちが生き残る上で絶対に必要な感情でした。
生物学的にも否定的な感情は絶対に欠かす事はできません。
悲しみは喪失を癒すための感情であり、悲しみの表出は喪失を単に癒すだけではなく、周りからのサポートを受ける事ができるようになります。
恐怖は脅威に直面したときに出る感情であり、恐怖なくして生き延びる事はできません。
不安は私たちが進化の過程で獲得した感情であり、将来を予見し問題を回避するために有効です。
私の家には猫が2人(匹)いるのですが、あの子たちも否定的な感情は持っています(特に私が空気を読まずに無理やり抱きついたとき)。
動物ですら持っているのですから、進化した私たちが持つのは当然です。
進化の過程で私たちの脳は将来を予見する能力や状況を推論する機能を身につきました。
それに合わせて否定的な感情が生まれるのは当然であるだけでなく必要な事でもあるのです。
また、否定的な感情を持ったら引き寄せが出来ないというのも迷信にすぎません。
実際、引き寄せが上手な方はネガティブな感情と無縁ではありません。
むしろ、ネガティブな感情に対してもオープンな姿勢を持っています。
また、相当にネガティブでありながらも成功している人もいます。
一例をあげると、100均の店舗を全国に展開しているダイソーの社長である矢野社長のネガティブ思考が有名ですよね(興味のある方は検索なさってみてください)。

本当にダメなものは感情ではなく…

ネガティブな感情はよくないと解釈する人は多いのですが、先述したお話しのように実際は違います。
怒りや悲しみ、不安は誰においても必要なものであり、それはダメではありません。
ダメなのは、そうした感情から自尊心が低下してしまう事、自己否定の思いが生まれてしまう事なのです。
つまり、感情が問題なのではなく、セルフイメージが問題なのです。
ネガティブな感情は、ネガティブな想念を生じさせます。
例えば、将来に対する不安がある時、「私には、この困難を超える事は出来ない」という思いを生じさせます。
そして、それを信じた結果として「私はダメなんだ、無力なんだ…」という思いを信じるに至ってしまいます。
つまり、問題はそうした感情ではなく、その感情に引っ張られて生じる想念、つまり「自己認識」がネガティブに振れてしまう事なんです。
逆に自己認識がネガティブに振れなければ、どれだけネガティブな感情があってもOKなのです。

最も大切なもの

ネガティブな感情を持つ事がダメという迷信(?)を信じる必要はありません。
繰り返しになりますが、高度に発達した私たちの脳は、そもそもネガティブな事を考えるように作られているのです。
動物ですらネガティブな感情を持っています。
動物よりも脳が進化し、状況を推論する能力を獲得した私たちがネガティブな感情を持つのは当然の事です。
また、ネガティブな感情を持つ事が幸せにつながるとの研究結果もあります。
(下記リンクは英語論文サイトに繋がります)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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ネガティブな感情は決してダメではありません。
ただ、ネガティブな思い込みは避ける必要があります。
あなたは、あなたでいるだけでOKな存在なのです!
注意するべきはネガティブな感情から生じる自己否定の思考です。
その思考だけは信じないようにしてください。
それはネガティブな感情から引き出される偽物の考えにすぎません。
決して騙されないでくださいね!

(以下、専門性をお持ちのセラピスト・カウンセラー向けの情報)

認知行動療法では否定的な思考を「自動思考」と考えてセラピーの対象とします。
そして、自動思考によって感情が喚起されるとします。
この、感情の扱いは非常に論点が多いので、別の機会に譲ります(特に気分と感情の違いは非常に重要です)。
大切なのは、認知行動療法でのネガティブな感情の扱いです。
認知行動療法で重視するのは、自動思考から生じる思考や感情に巻き込まれない事です。
つまり、ネガティブな感情が生じること自体、問題にしないのです。
問題にするのは、自動思考から引きずられて生じる思考や感情です。
思考や感情をクライエントが信じないようにする事がセラピーの目的にもなります。
認知行動療法というセラピーの観点からも、ネガティブな感情が生じる事を容認しているのです。
否定的な感情は、それはそれとして受け流すよう、クライエントをアシストしましょう。
そして、否定的な思考はきちんと反論し、それが真実ではない事を明確にしましょう。
ではでは~!

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