虐待被害者が親を許す、ということ

クライアントに寄り添う占い師・占いカウンセラーの皆様

 

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さて、早速本題に入りましょう。

 

 

 

 

 

親が許せない、恋人が許せない、上司が許せない…。

 

心理カウンセラーをしていると、こうした訴えによく出くわします。

 

特に多いのが「親が許せない」というケースです。

 

例えば、虐待なんかを例にとれば、クライアントには何の落ち度もなく、純粋に虐待をした親が悪いわけですよね。

 

となると、被害者意識を持つのも当然ですし、例えば虐待の場合だと成人してからも、その影響は色濃く残りますから、「虐待の被害者である自分」というものに直面する事も多々あります。

 

その影響は当然ネガティブなものですから、クライアントは日々、虐待の影響をネガティブな形で体験しているのです。

 

となると、親に対する憎悪や怒りが湧いて出てくるのも当然です。

 

しかし、そうした憎悪や怒りを親に向けていても、虐待の被害は軽減されることはありません。

 

むしろ、その憎悪と怒りは、自分のネガティブな経験と虐待とを強く結びつけるため、ますます憎悪等は強くなっていくでしょう。

 

また、憎悪と怒りを抱えている限り、虐待の影響に対する体験により敏感になってしまいます。

 

となると、ただでさえ生き辛い状況なのに、その親に対する憎悪と怒りは虐待の影響のセンサーを強くしてしまっているわけなんですよね。

 

「親を許す」というテーマが出てくるのは、ここです。

 

以前、フェイスブックのある記事で「親を許しましょう」という内容に対して、相当批判的な声が集中して炎上しているのを見たことがあります。

 

そのくらい、親を許せない方って多く、また繊細な問題なんですね。

 

では、心理カウンセリングでは、この繊細なテーマをどのように扱うのでしょうか?

 

まず、私の場合ですが、「許す」という事を勧める事は、まずありません。

 

許す・許さないの決定権はクライアントにあり、私にはありませんから。

 

ただ、一方心理カウンセラーとしての私の意見としては「親を許した方が良い」という立場を取っています(この詳細は後述します)

 

ただ、親を許せないという主訴を強く持っている以上、その点をテーマにして検討を進めます。

 

私は中立的な、ある種のファシリテーターの役割でその検討を見守る、という立場です。

 

当然、クライアントは親に対する恨みつらみを持っています。

 

そこを否定する事は出来ません。

 

ただ、クライアントは変化を求めています。

 

その「親が許せない」という思いを持っていること自体が、実はクライアントにとっては窮屈なんですね。

 

その点から、「もし、親を許すとしたら」という検討を進めます。

 

この時、多くのクライアントは抵抗を示します。

 

しかし、これは当然です。

 

「許す」という事は「無罪放免」にするようなものなのですから。

 

ここで、私は1つの考えを提案します。

 

「親のやったことを無罪にするためではなく、あなたが親から自由になるために、親を許すという選択もありますよね」

 

実は、「許す」という行為は相手のためではなく、自分のため、なんですね。

 

許せないという想いがある限り、私達は常にその想いと戦い続けなければなりません。

 

そして、常に相手を糾弾し批判し、「あなたのせいで今の私はこうなった」と被害を強く訴え続け慣れけばなりません。

 

これは、確かに今の苦しみや生き辛さを合理的に考える1つの方法でもあります。

 

しかし、その批判や糾弾は相手に届きませんし、届いても解決には結び付きません。

 

何より、批判し糾弾し続けている限り、自分を何もできない無力な被害者という位置づけに置き続ける事になるのです。

 

虐待の影響を親と関連付ける事は、辞める必要はありません。

 

例えば、私のあるクライアントの場合、性的虐待のフラッシュバックがあるたびに自傷行為を繰り返すため、手は傷だらけです。

 

その時、その自傷行為と性的虐待を関連付けるのは別に構わないのです。

 

ただ、そのクライアントが親を許したことで何が変わったかと言うと、良い意味でその問題に自分なりに向き合おうという姿勢が生まれたんですね。

 

自傷行為が親の責任である限り、特に治す必要なんてありません。

 

ずっとやり続けて、恨みを抱える方が合理的でしょう。

 

しかし、自傷行為が止まることはありません。

 

でも、親を許したことで、自傷行為は自分の問題となりました。

 

この時初めて、クライアントは自分をケアする、傷ついている自分に愛を向ける、という姿勢を得る事が出来たのです。

 

繰り返しになりますが、許すという行為は親を無罪放免にする事ではありません。

 

先のクライアントの例を考えてみても、親がクライアントに対してした仕打ちは実におぞましく、人として軽蔑されるべき最低のものです。

 

しかし、だからといってクライアントがその被害者であり続ける必要はないのです。

 

だから、自分のために「親を許す」という選択が、虐待からのリカバリーにおいて重要となるんですね。

 

…ここまで心理カウンセラーとしての立場で書きました。

 

ちょっと占いとは外れていますので、最後は占い関連で閉めますね(笑)。

 

誰かを許せない、というクライアントは結構います。

 

その考えは決して否定するべきものではありません。

 

ただ、じっくりと傾聴し、そのクライアントがどのような苦しみを受けたのか、共感的に耳を傾けてください。

 

そして、その上で提案してみてください。

 

「誰のためでもなく、自分が自由になるために、相手を許す事は出来ますか?」

 

この時、クライアントからは多くの葛藤や反発も出てきます。

 

しかし、それは良い事なんです。

 

というのは、このテーマによってクライアントの様々な想いがクライアントの中で議論を始めた証拠ですから。

 

ただ、説得をせずに、許す事が自由になる事、そして許す事で自分を癒す事が出来る、という点を説明してください。

 

そうすると、きっと上手く行きますよ

 

ではでは~

 

※ ※ ※

 

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