占術の種類とニーズの違い~占い師になるには:1~

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こんにちは!

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占いカウンセラー、スピリチュアルカウンセラー養成講師、

スピリチュアルビジネスコンサルタントの

ミスカトニックです



さて、今日は不定期連載「占い師になるには?」の1回目。

まずは基本中の基本である占術の種類とニーズの違いについて考えてみましょう。

※ ※ ※


占いには大きく分けて3つの分類があります。

命(めい)
・・・生まれた時間や場所から、運命や今の運気を読むもの
(例:四柱推命・占星術・紫微斗数など)

卜(ぼく)
・・・ある特定のテーマについて、特定の道具類を使って良し悪しを判断するもの。
(例:タロット、ルーン、ペンジュラムなど)

相(そう)
・・・目に見える状況を運命の反映と捉え、そこから運気や吉凶を読むもの。
(姓名判断、手相、風水など)

実務的な話ですが、相談者の相談パターンは大きく分けて3つあります。

まず、「いま抱えている問題をどのように解決すればよいか?」

次に「進みたい方向があるが、それで正しいのか?」

最後に「これから、よりよくするためにはどのようにすればよいか?」

そして、この相談パターンは、そのまま占術の相性とも一致します。

「いま抱えている問題をどうする?」「卜」

「進みたい方向があるが、それで正しいか?」「命」

「これから良くするためには、どうすれば?」「相」

注意していただきたいのは、この相性は厳密なものではありません。

だから、「いま抱えている問題」を「相」で扱っても間違いではないわけです。

ただ、なぜこのような関係が成り立つかと言うと、それぞれの占術が持つ特徴があるからです。

※ ※ ※


「仕事」というテーマを例にとって考えてみましょう。

「卜」の場合は、次のような特徴があります

(1)「人は元々、決まった性質や運命がある」という視点が乏しい。

(2)特定の問題の過去と結果を見るという方向で発展してきた。

(3)長期的な占いには向かないが、短期的な問題と解決策を考えるのに適している。

タロットでいうと、1回のカードの展開で、かなり細かい要素を見ていくことになります。

そして、あるカードが障害になっている場合、そのカードが意味する障害を和らげる方法を考える、ということが出来ます。

だから、「転職したいのですが、どのようにすれば上手くいきますか?」というテーマの占いに適しています。

一方、「命」の場合は次のような特徴を持ちます。

(1)基本的に人の性質や運命はある程度決まっていると考える。

(2)運命には流れがあり、その流れをつかむことが必要と考える。

(3)生年月日や星の運行が決まっているので、具体的な方法を導き出すのは難しい。

「命」がよく「地図」に例えられますが、それは「その人の現在地」と「その人が生きている運命の流れ」を読むのに適しているからです。

だから、「適職は何ですか?」という問いについては、かなり答えやすい占術と言えます。

しかし、「私はITエンジニアですが、将来起業を考えています。それは上手くいきますか?」という問いになると

「どのようにすれば、その起業は上手くいくか?」という視点が不可欠です。

これを「命」から導き出すのは、かなり高度なテクニックが要求されます。

最後に「相」ですが、これには次のような特徴があります。

(1)運命や状況などは、ある特定のものに象徴として現れる

(2)運命や状況と、その現れである象徴とは、相互作用しあっている。

(3)ゆえに、象徴するものを見れば運命が分かり、また象徴を変えることで運命も変わりうる。

「相」が扱うのは、財運や健康運といった特定のカテゴリの運気の良し悪しです。

そして、特定のカテゴリの運気はは特定の象徴に表れます。

また、象徴と運気とは相互に影響しあう関係なので、「手相を自分で書いたら運が上がる」ということにもなるわけです。

例えば、「トイレは財運を現す」というのは、その典型的な考え方ですよね。

だから、「転職をしたい!」という内容であれば、その転職を象徴する方角やアイテムを整えましょう、という事になります。

※ ※ ※


さて、かなりザックリとですが占術の種類と特徴について考えてみました。

この占術の種類の把握で最も重要なことは

「占術は占い師のブランディングや集客の方向性の基本」

と言う点です。

相談者の層や相談内容によって、好まれる占術はだいたい決まってきます。

だから、自分が得意としている占術が、どの層にマッチしているのかを知っておかないと、ミスマッチが発生するのです。

こうなると、ビジネスとしては厳しくなりますよね?

逆に、得意としている相談内容や顧客層があるのであれば、それに合った占術を習得するのが効果的です。

という事で、次回は「占術の種類とマーケットの関係」について考えていきます。

では、今日はこの辺で!

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