皆さん、こんばんわ。
スピリチュアル・カウンセラー、占いカウンセラー養成講師のミスカトニックです。
さて、久しぶりの投稿になります。
以前の投稿で、拙書が出版されることをお伝えしました。
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これからの私の活動ですが、スピリチュアル・カウンセリングのセッション、スピリチュアル・カウンセラー及び占いカウンセラーの養成という3つの柱で活動をしてまいります。
さて、今回の更新では、スピリチュアル・カウンセリング、占いカウンセリングのおいて、カウンセリングを行うために必要となるコツについてお伝えいたします。
クライエントはカウンセリングを求めていない?
スピリチュアル・カウンセラーさんや占いカウンセラーさんは、クライエントに寄り添いたいという理念を持っています。
これに対して、私は常々、ある疑問を持っていました。
それは、寄り添う鑑定を理念に持ちながら、実際に寄り添えていないスピリチュアル・カウンセラーさん、占いカウンセラーさんが多いんですね。
具体的には…
・性急に答えを出してしまっている
・クライエントの葛藤に焦点を当てていない
・クライエントの問題に対して合理的な観点から無意識のうちに裁いてしまっている
・クライエントの心理的な問題を素通りしてしまっている
…等々
私の考える「寄り添い」とは、単なる理念ではなく、具体的な手法です。
その手法とは、カウンセリングを行う事を指します。
つまり、クライエントの心理的な葛藤や問題に焦点を当てるという事ですね。
そのため、私たちが実際的にクライエントに寄り添うためには、クライエントの心理的な問題について、実際の対話を通してアプローチをする必要があります。
クライエントの対話なくしてカウンセリングは成り立ちません。
そのため、カウンセラー側とクライエントの間で対話を通してクライエントの心理的・精神的な問題を扱う必要があるんですね。
ただ、ここで大切な点が1つあります。
それは、クライエントはそもそもカウンセリングを求めていない、という事です。
確かに、話しを聞いて欲しいというクライエントは一定数います。
しかし、その数はそう多くありません。
また、実際のセッションが占いのレベルで終わってしまう事も珍しい事ではありません。
この原因は、クライエントとのラポールの質にあります。
クライエントは占いを目的にやって来る方が大半です。
そのため、クライエントとの間で形成されるラポール(信頼関係)は占いがメインになってしまい、心理的なアプローチ、つまり心理カウンセリングとは異なってしまいます。
私たちのセッションはラポールの質によって変わってきます。
例えば、友人関係であれば友人としてのラポールは形成されていますが、恋人としてのラポールは形成されていません。
そのため、恋人としてのアプローチをしても通用しません。
同様に、占いに来ている方に対していきなりカウンセリングモードに入っても、クライエントを当惑させるだけです。
では、その点を踏まえてクライエントに「寄り添う」とは、どのような事なのでしょうか?
「寄り添う」アプローチの2つのレベル
クライエントに寄り添うというアプローチは2つのレベルがあります。
まずは、クライエントの問題や悩みに寄り添うもの。
もう1つはクライエントの精神的・心理的な部分に寄り添うものです。
まず、クライエントの問題に対する理解を受容し理解を示すものですが、実はここが上手くできないカウンセラーさんは多いんですね。
というのは、クライエントの問題を解決したくて、どうしても合理的に考えてしまう、というものです。
クライエントの悩みは一見すると不合理です。
例えば復縁の相談をとっても、合理的に考えるのであるならば、復縁なんて諦めて次に進んだ方が合理的です。
確かにそれは合理的な判断なのですが、その合理性を持つことができないので、クライエントは苦しんでいるのです。
となると、その悩みに対して合理的な判断を下すのはダメではありませんが(実際、合理的な判断がないとセッションは出来ません)、下手をすると、その合理性でクライエントを全否定する事にもつながります。
となると、クライエントの抱えている悩みや問題も含めて、クライエントを受容し理解を示す事が必要になってきます。
これが、クライエントの悩みや問題に対する寄り添いです。
次のレベルは、クライエントの心理的・精神的な問題に対するアプローチです。
このレベルは慎重さが要求されます。
というのは、先述しましたように、クライエントは占いを求めているという事があります。
次にカウンセリングはクライエントの心理的、つまり「心」を扱うため、ある種の繊細さが要求されるのです。
急にクライエントの心に踏み込んだアプローチをするとクライエントは当然当惑しますし、カウンセリングには心への侵襲性もありますので、カウンセリング的なアプローチがそのままクライエントを傷つけてしまう可能性もあります。
カウンセリングは必然的にクライエントの心を扱う事になります。
となると、一歩間違えると、その心を傷つけてしまう可能性があります。
ですので、占いにカウンセリングを導入するのは慎重さが要求されます。
つまり、安易に占いにカウンセリングを持ち込むのは注意が必要なのです。
それでも、占いにカウンセリングが必要な理由
占いにカウンセリングを持ち込む場合、なぜ慎重であるべきかと言うと、侵襲性、つまりクライエントの心に土足で入り込んでしまう危険性があり、クライエントの心理的安定を損なう可能があるからです。
心の中に秘められたものをオープンにすると、自らの潜在意識に閉じ込めていたものが表出し、それによってクライエント自身が脅かされ、傷ついてしまう危険性があります。
皆さんも経験がありませんか?
ふと昔の傷ついた出来事を思い出して苦しくなったことが。
それと同じなんですね。
実際に心理カウンセリングの場合、セッションのクロージングが非常に重要です。
というのは、心理カウンセリングはクライエントの心を多少なりとも揺さぶります。
心理カウンセリングは、つらい思いや感情をどうしても表出させるからです。
そのため、クロージングを間違えると、クライエントの心が不安定な状態でセッションを終える事になります。
そのため、占いにカウンセリングを導入するのは繊細さが要求されるのですが、では占いに心理カウンセリングを持ち込まない方が良いのでしょうか?
結論から申し上げると、それでも占いにカウンセリングは必要です。
というのは、クライエントの悩みや問題は、単に解決策を提示したら解決するものではないからです。
クライエントは、悩みや問題の中で様々な心理的な葛藤や不安、焦燥感を抱えています。
そして、クライエントの問題はすぐに解決するものでもありません。
となると、解決までの間にクライエントを支え続ける必要があるのです。
確かに、悩みや問題に対して解決策を提示したら、クライエントはその瞬間は安心するでしょう。
しかし、それだけだとクライエントを解決策に依存させてしまう可能性が生じます。
そして、解決策への依存は、結果として占いへの依存へとつながっていきます。
クライエントの悩みや問題は、クライエントを成長させ、新たな自分らしさを手に入れる契機でもあります。
クライエントは、悩みや問題があるからこそ成長し、自分らしさを手に入れる事が出来るのです。
となると、そのサポートとしてクライエントに対してカウンセリングを行う事は理にかなっている事なのです。
占いカウンセラーとして、クライエントの精神面・心理面を支える事は大切です。
ただ、慎重に行きましょう。
そして、カウンセリングが出来る信頼関係の構築を目指しましょう。
では、今日はこの辺で!
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