心理療法をセッションに取り入れる価値

皆さん、こんばんわ。

スピリチュアル・カウンセラー、スピリチュアル・カウンセラー養成講師のミスカトニックです。

 

では、今週も始めてまいりましょう!

( ・`ω・´)☆

 

 

皆さんのクライエントで、どうしても精神的、心理的に苦しんでいる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そうした方に皆さんはどのようなサポートやケアをなさっていますか?

 

私の場合は、元々は(というよりも、今でもですが)心理カウンセラーなので、セッションに心理療法を取り入れるアプローチをしています。

 

私の心理療法の専門は認知行動療法なのですが、最近になって改めて「三項随伴性って重要だな~」と実感しています。

 

 

三項随伴性という聞きなれない言葉を使いましたが、これをざっくりというと、「普段の生活での私たちの行動や感情、思考を増やしたり減らしたりする刺激」という事です。

 

 

例えば、私はベース・ギターが趣味なので、Youtubeでベース・ギターの動画をよく見ます。

 

 

すると、名演奏と言っていいほどの上手い演奏を収録した動画が出てくるんですね。

 

 

すると、どんどんとそれにハマって動画を見続ける…というのが三項随伴性の仕組みです。

 

 

このように、「ベースギターの動画を見る→良い演奏がある→さらに見続ける」というのが、三項随伴性の仕組みです(本当はもう少し複雑ですけどね)。

 

 

この三項随伴性は、実は認知行動療法の専門書ではあまり取り上げられていません。

 

 

というのは、「前提中の前提」なので、書いていない専門書がほとんどなんですね。

 

 

ただ、この仕組みを理解しておくと、私たちのセッションにすごく役に立ちます。

 

 

例えば、あるクライエントがフラれた相手との復縁で苦しんでいるとしますよね。

 

 

そして、その苦しい状態で、クライエントは相手との関係に不安を抱きます。

 

 

例えば、「もう復縁は無理ではないか」とか「別の相手が見つかってしまったのではないか」とか…。

 

 

そうすると、さらにネガティブなループがぐるぐると回り始めます。

 

 

ここで、三項随伴性の仕組みを理解していれば、どこかでその悪循環を切ることができる可能性が見えてくるわけです。

 

 

このクライエントの場合は…

 

 

「フラれた相手と復縁したい→相手のことを考えてしまう→不安を感じてネガティブになって復縁の希望が強くなる」

 

というループがあります。

 

 

となると…

 

①復縁を考え直す、②相手の事を考えない、③ネガティブな感情を緩和する

 

という3つのアプローチが有効になるからです。

 

 

これは一例にすぎませんが、このように心理療法を知っていることによって、クライエントの問題解決が容易になるんですね。

 

 

スピリチュアル・カウンセリングや占いに心理療法が必須と言うつもりはありません。

 

 

ただ、そうした心理療法を知っていることによって、クライエントのケアの幅が広がることもまた事実です。

 

 

そのため、クライエントの心理的精神的な側面をケアしたいと考えるならば、心理療法は知っていて損はありません。

 

 

心理療法を取り入れるにせよ、取り入れないにせよ、ぜひセッションの幅を広げるという意識は持っていてくださいね。

 

 

それでケアをできる幅はぐっと広がりますので。

 

 

ではでは~

 

 

~・~・~・~・~・~・~

 

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