なぜ、愛されないと傷つくのか?

皆さん、こんばんわ。

スピリチュアル・カウンセラー、スピリチュアル・カウンセラー養成講師のミスカトニックです。

 

…本当にお久しぶりの更新となりました。

 

メルマガでもお伝えしたのですが、福祉事業のコンサルティングの大型案件があり、その案件に忙殺されていました。

 

しかし、先日ようやくその案件への対応も終わり、晴れて自由(?)の身となりました。

 

これからは、再びスピリチュアルの、そして心理カウンセリングの活動を本格化させたいと考えています。

 

さて、本題です。

 

 

私たちのクライエントは、ほとんど例外なくと言ってもよいほど、心に傷を負っています。

 

そして、その心の傷は「愛されたいのに、愛されない」という問題から生じています。

 

つまり、愛して欲しい人から愛されない、というものですね。

 

ここで合理的に考えると、じゃあ愛してくれる人を探せばいいじゃない?となりますよね。

 

でも、クライエントの多くは、その方向転換ができません。

 

ではなぜ、その方向転換ができないのでしょうか?

 

それは、「愛する人を失う」という現実を避けたいから、なんですね。

 

具体的に考えてみましょう。

 

例えば、AさんというクライエントがBさんに恋愛感情を持っていたとします。

 

しかし、Bさんは残念ながらAさんを愛してくれません。

 

ただ、AさんはBさんに恋愛感情を持っています。

 

そのBさんとの恋愛成就を諦めるという事は、AさんにとってはBさんを永遠に失ってしまう、という事につながるのです。

 

そうした現実に直面したくないから、AさんはBさんを愛し続けます。

 

そして、Bさんから愛されていないという現実は、Aさんを傷つけ、苦しめます。

 

でも、Bさんを失うのは寂しいし、怖い…

 

Aさんにとって、Bさんを失うのは、Bさんという存在がいるという「確実性」があるからなんですね。

 

そして、その「確実性」こそが、Aさんにとって幸せになれる唯一の方法だと考えられてしまうようになるのです。

 

逆に言えば、Aさんにとって、Bさんがいない世界は、何の可能性もない、不安定で幸せになる見通しがないものになってしまうのです。

 

だから、Aさん、つまりクライエントは、その傷を「利用」するんですね。

 

つまり、逆説的ですが、傷ついているからこそ叶えたいのであり、傷ついているからこそ、そこに留まって「確実性」にしがみついてしまう。

 

それが、クライエントがネガティブなループから抜け出せない根本的な原因の1つです。

 

これを心理的にあれこれ考えることも可能なのですが、ここはスピリチュアルに考えてみましょう。

 

スピリチュアルの世界では、何の約束も、何の確実性もありません。

 

あるのは、幸せになれる道がたくさんあるという可能性だけです。

 

確実性がないからこそ自由であり、その自由の中で私たちは自分の幸せを創造できるのです。

 

しかし、究極のスピリチュアルな存在、ここは神様としておきましょう。

 

その神様は、ベースとして私たちが幸せになる方向へと導いてくださっています。

 

つまり、本来的に私たちは幸せになるようにできているんですね。

 

ただ問題なのは、クライエントがそれを信じることができていない、というところにあります。

 

クライエントは、叶う可能性が低い願いに自らの全ての幸せを託してしまう。

 

その結果、クライエントは本来神様が作った幸せの流れに乗ることができなくなっているんですね。

 

大切なのは、「その願望がなくなった世界にも希望があり可能性は多数ある」とクライエントが思えるようにアシストすることです。

 

ここでは、とても粘り強いアプローチが必要となります。

 

ただ、ぜひその方向にクライエントをアシストできるように意識してくださいね。

 

ではでは!

最新情報をチェックしよう!