【クライエントを「時間軸」で見るというケアの視点】
皆さん、こんばんわ。
ミスカトニックです。
まず、余談からですが、ブログの更新頻度を頑張って上げようと思っています。
…できるかどうかわからないんですけどね(苦笑)。
ただ、せっかく福祉事業コンサルティングの仕事がひと段落ついて、かつ将来において福祉事業コンサルタントの活動は縮小させるつもり(というか、すでにそうしている)ので、よりスピリチュアルの活動に軸足を置きたいな…と思っています。
さて、本題に入りましょう。
今日は、クライエントが抱える「時間軸」の問題についてです。
…「時間軸」ってなに?
そう思う方も多いと思いますので、ご説明をいたしますね。
私たちが持つ「時間軸」について
私たちは無意識のうちに「時間軸」によって自分を理解しています。
例えば、過去において大変大きなネガティブな経験をしたとして、それが現在に引き継がれたとします。
そして、そのネガティブな経験によって、「私はシアワセになれない」という思い込みが無意識で生じたとします。
それが現在になって、シアワセになるチャンスが巡ってきたとします。
しかし、無意識的に「私はシアワセになれない」という思いがあるため、いまやってきたシアワセのチャンスに気が付かない、あるいは拒絶的な対応(例えば、『私がこんなシアワセを手に入れることができるはずがない』等)をしてしまう可能性が生じます。
また同様に、今まで普通に生きてきたのに、恋愛がうまくいかず、未来の展望を失っているという状態。
この場合、未来においての希望を失ってしまいますよね。
このように、私たちは「時間軸」によって、物事を考えるという性質を持っています。
「時間軸」によって縛られる私たち
先ほどお話ししましたように、私たちは無意識のうちに「時間軸」によって「今の自分」を理解しています。
この「時間軸」の縛りというのは非常に強力です。
というのは、私たちは等しく「時間」の中で生きているので、時間を無視した発想というのは、なかなかできないんですね。
ただ、これはある意味で現実的な判断でもあります。
例えば、これは拙書で書いたことなのでオープンにお話をしますが、私は子供の頃、あらゆる虐待を受けて育ちました。
そして、成人した後、その虐待の傷で苦しみました。
その傷は本当に苦しいものだったのですが、一方でその傷は私を守る存在でもありました。
例えば、「私は生きていても仕方がない」という思いが強くあったのですが、その強い自己否定は一方で「いつ死んでもいい」という救済を私に与えるものでした。
いつ死んでもいいのだから、「生」という苦しみをいつまでも背負う必要はない、という発想ですね。
ちょっと話しが脱線して分かりにくくなりましたね(笑)。
クライエントを例にすると、いま恋愛がうまくいっていないとします。
そして、未来において展望が持てないというのは、すごく強い葛藤なのですが、同時に「未来に希望を持つ」ための原動力になります。
そのため、クライエントは(正しい方法か否かは抜きにして)問題解決への試行錯誤を続けるわけです。
このように、「時間軸」の縛りは、私たちの行動に決定的な影響を与えます。
「時間軸」から自由になる方法
確かに、私たちは「時間軸」で物事を考えます。
しかし、これは現世で生きる私たちが、3次元でしか物事を考えることができない、という表れにすぎません。
実は、私たちは過去を変えることもできますし、未来も同様に変えることができます。
過去は変えようがない…という発想が一般的ですが、確かに起きてしまった出来事は変えようがありません。
しかし、「過去」をどう理解するか、という事は自由です。
両親を憎むという選択もありますし、過ぎたこととして忘れるという選択もあります。
また、起きてしまった出来事から、何かを学ぶという事もできます。
つまり、「解釈」の自由ですよね。
解釈が自由であるという事は、私たちの「たましい」は本来的に自由である、という事が言えるのです。
私たちの「たましい」は、時間を超越したものです。
そして、「解釈」によって私たちは自分の人生を自由に創造することができますし、次元を超えることも可能になります。
何が起きても、私たちは自由なのです。
その「たましい」の自由を与えたのは、他ならぬ神さまです。
神さまは、私たちに運の良しあしを最初から設定していません(←これ、重要です!)
ただ、「出来事」が「ある」。
それだけなんですね。
その「出来事」を自由に操作することによって、私たちはシアワセになったり、不幸になったりするのです。
だから、シアワセかどうかは、私たちが決めることができ、そして神さまは「デフォルト」として私たちがシアワセになるように道筋を作っているのです。
あとは、その道筋を見つけらえるかどうか、という事です。
なぜ、私たちはクライエントをケアするのか?
私たちスピリチュアル・カウンセラー、占い師、心理カウンセラーの活動は、まさにクライエントの「時間軸」を変えるためにあります。
過去の傷という「時間軸」に囚われてしまっているのであるならば、そこからクライエントが解放されるように、私たちは必要なケアを行います。
未来という「時間軸」に希望が持てないのであるならば、「いま」の「解釈」を通して希望を作り出そうとします。
この「時間軸」という発想は、クライエントの理解にとても役に立ちます。
クライエントは「過去」をどんな風に考えているのか?
クライエントは「未来」をどんな風に考えているのか?
それによって、ケアのアプローチはおのずと決まってきます。
皆さんがセッションをする際、ぜひクライエントが、どんな「時間軸」の中で生きているのか、という視点から考えてみてください。
ではでは~