執着を捨てるとき、新しい光が差す〜神さまが導く転機の智慧〜

みなさんこんにちは。

スピリチュアル・カウンセラーのミスカトニックです。

 

今日は、神さまからいただいたメッセージをもとに、「終わり」のときに起こりやすい「取り合い」や「執着」から自由になるためのお話をお伝えいたします。

仕事やパートナーシップなど、私たちが一度は味わう「始まり」と「終わり」のサイクル。

 

実はその「終わり」の局面に、神さまは大切な学びを用意してくださっています。

 

1. 始まりと終わりのサイクル


私たちは、人生のさまざまな場面で新しい出会いやプロジェクトをスタートさせます。

 

最初は意気投合し、わくわくした気持ちで始めたものも、いつかは終わりを迎えるかもしれません。

 

離婚やビジネスパートナーの解消、チームの解散…。

 

こうした節目は、私たちにとって大きな変化や学びのタイミングです。

神さまは、その「終わり」を恐れるのではなく、大切なサイクルの一部と受け止めるように促しておられます。

 

始まりがあるからこそ終わりがあり、終わりがあるからこそまた新しい始まりが訪れるのです。

 

2. 「取り合い」の現象


終わりを迎えるとき、多くの人が「損をしたくない」という思いに駆られ、相手との「取り合い」に入ってしまいます。

 

お金や権利、人間関係の周囲の評価など、さまざまなものを巡って衝突することも少なくありません。

スピリチュアル・カウンセリングの現場でも、このような「取り合い」への不安や葛藤をよくご相談いただきます。

 

けれど神さまはこうおっしゃいます。

「本当にあなたのものであれば、何もしなくてもあなたの手元に残る。そうでないなら、安心して手放しなさい」

これは、「自分に必要なものは必ず戻ってくる」という深い真理を示しています。

 

3. 「全て手放す」ということ


クライエントの方に、神さまからのメッセージとして「全て手放しなさい」「向こうが喜んで渡してくるものだけ貰いなさい」とお伝えすることがあります。

これは、あれこれと執着するよりも、思い切って「失う経験」をすることで、実は早く幸せに近づける、という法則が働いているからです。

「失う」ことはときに怖いものですが、そこには大きな学びや成長のチャンスがあります。

 

人は「与えられる”経験」だけでなく、「失う経験」から得るものが多いのです。

 

4. 自然界や身体、知識とのアナロジー


● 自然界のサイクル
食べれば、必ず“出す”という営みがあるように、自然界には常に「循環」が存在します。

入れて、出して、また新たに入ってくる……。この流れが滞ると、心や身体に不調が生まれるのと同じです。

 

● 知識の消化
知識をただ頭に詰め込むだけでは、自分のものにはなりにくいものです。

学んだことを「噛み砕いて」自分の言葉で表現し、人に教えることで、より深く自分の中に消化されていきます。得たら出す、という循環が、成長の鍵になります。

 

●例えば、ダイエットならば…
食べて太るのは簡単ですが、痩せるのは難しいですよね。

私たちの心も、何かを得る(取り入れる)より、手放す(捨てる、減らす)ときに痛みや苦しみを伴いがちです。だからこそ、その痛みが糧となって大きく変化できるのです。

 

5. 手放しが呼び込む新たな獲得


「失う」という体験は、痛みや悲しみを伴うことが多いですが、実は次の段階で何かを「得る」ための土台を作ってくれている…。

 

神さまが伝えてくださるメッセージは、ここに大きな希望を与えてくれます。

 

● 失う前に見えなかったもの

人間関係のトラブルや仕事の失敗など、何かを失う直前までは、今ある状況を失いたくないと強く思いがちです。

 

ところが、失うことによって、その状況の中では見えなかった可能性や自分の本当の気持ち、自分の才能を活かせる道など、新たな視界が開けることがあります。

これは、心のスペースが生まれるからだと考えられます。

 

私たちは、何かをしっかりと握りしめているあいだは、新しく手にできるものが見えなかったり、手いっぱいで受け取れなかったりするのです。

 

● 具体的な事例:人間関係と仕事

✔人間関係の例
たとえば、長年一緒にいた友人や恋人との喧嘩がきっかけで縁が切れてしまったとします。

しばらくは喪失感に苛まれ、ひどく落ち込むかもしれません。

けれど、不思議とその後すぐに、自分を本当に大切にしてくれる新しい友人やパートナーと出会うケースが少なくありません。
これは、その喧嘩や別離によって、古いパターンの人間関係に固執していた自分から解放され、新しい波長を受け取る準備が整ったからだと考えることができます。

 

✔仕事の例
また、仕事を失うことは生活に直結するので、多くの方にとって大きな恐怖です。

ところが、そこから思いがけず新しい会社や業種に飛び込み、大きな成功ややりがいを手にする人がいます。
仕事を失ったことで、「本当はこういうことをやってみたかった」という気持ちに気づき、行動に移す勇気がわいてくるのかもしれません。

すると、今まで想像もしていなかった成長や充実感を得られることがあります。

● 神さまが示す「恩恵や新しい光」


神さまは、私たちが人生において経験す「“損や失敗」を、ただの不運や悲しみだけで終わらせるために与えているわけではありません。

 

そこには、私たちに大きな気づきや学びを与え、さらにその先で「ご褒美」ともいえるような恩恵や新しい光を受け取らせてくれる意図があります。

もちろん、「失うプロセス」はときに心を揺さぶり、大きな不安や孤独を感じさせるでしょう。

 

しかし、その苦しみのトンネルを抜けた先に、新たな自分との出会いや、これまでとは次元の違う幸せが待っている…。

 

これこそ、神さまが私たちに示しているスピリチュアルな真理なのです。

 

● 失うことを「チャンス」に変えるために

✔「何を得たいか」を意識する
失った後こそ、自分が本当に得たいものは何かを明確に意識してみましょう。

ぼんやりと「幸せになりたい」と考えるだけではなく、「どんな人間関係を築きたいのか」「どのような環境で働きたいのか」など、より具体的なイメージを持つのです。

そうすることで、神さまからの導きにも気づきやすくなります。

 

✔執着を手放す「習慣」をつくる
小さなことでも、「これはもう必要ないかも」と思ったものや感情を定期的に手放すクセをつけると、失うことに対する恐れが薄らいでいきます。

不要なものを手放すたびに、「手放し」に慣れ、新しいものが流れ込んでくる余地が生まれます。

 

✔心の整理を神さまに委ねる
どうしても自分だけでは整理しきれない思いがあるなら、神さまに祈り、委ねてみてください。

神さまはあなたの意志を否定することなく、最善の方向へと導いてくださる存在です。ときに思わぬ出来事で導かれ、その結果を「偶然」と感じるかもしれませんが、神さまの視点から見ればそれは必然です。

あなたが必要な学びを経て、さらに大きく成長するために準備された道なのです。

最後に


「失う」という行為は、私たちにとって苦しく、悲しみも伴います。

 

しかし、失った分だけ心に空白ができ、新しい何かが入ってくるスペースができます。

 

そのスペースこそが、神さまの恩恵や新しい光を受け取るための大切な「器」になるのです。

もし今、何か大切なものを失ってしまった、もしくは失う予感がある方がいらっしゃるなら、それが次なる素晴らしい贈り物を受け取るための準備だと信じてみてください。

 

神さまはいつでも、あなたの変化と成長を温かく見守り、導いてくださっています。

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