クライアントに寄り添う占い師・占いカウンセラーの皆様
こんにちは!
占い師の集客とリピートを応援する
占いカウンセラー、スピリチュアルカウンセラー養成講師、
スピリチュアルビジネスコンサルタントの
ミスカトニックです
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
散らかった机に、広げられた資料…
引き出しを開けてみると、乱雑な光景が広がっています。
パソコンをスリープから立ち上げると、複数のソフトが立ち上がったままの状態…
これは、ある企業から呼び出されて訪問した時の出来事。
社員が仕事中に急に職場から逃げ出した。
ひとまずメンタルの問題を抱えているようなので、すぐに来て対応を考えて欲しい、という依頼に応じた時のもの。
人事の方も、上司も同僚も、みんな当惑しています。
いったい、彼に何があったんだろう?
いや、そもそもこの不可解な出来事はなんなんだろう、と。
当惑するのも無理はありません。
彼の心の中は、誰にも、そして本人にもわからないのですから。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「机の上を拝見しました。
よく戦いましたね。
ここまで、あなたは戦ったんですね。
ぎりぎりまで耐えたんですね」
これは、私が最初に彼にかけた言葉です。
この言葉が共感的かどうか、私には分かりません。
ただ、ふとこの言葉が口に出たのです。
目の前に座っている彼は、嗚咽し始めました。
「もう戦う必要はありません。
あなたは『降参』されました。
そして、周りはその『降参』を受け入れました。
もう、いいんですよ」
嗚咽の間から、彼はこう言いました。
「本当にいいんですか?」
「えぇ、本当にいいんですよ。
みんな、あなたの『降参』を受け入れました。
だから安心してください」
結局、彼の住む部屋に2時間ほど滞在しました。
まだ少々混乱気味の彼は、言葉が少なく、手も震えています。
そんな彼に、ぽつり、ぽつりとこれからの話しをしました。
これから私が介入すること、仕事は当面休んでよいこと。
給与は休職として保障され、立場もそのままであることを。
病院へ受診すること、薬の効果については、その都度話し合うこと、等。
ベランダで、2人でたばこ(当時の私はシガー)を吸いながら、再度こう言いました。
「よく戦いましたね」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
誰しも、「知って欲しい自分」を持っています。
その「知って欲しい自分」に居場所を与えることで、人は安心でき、そして癒されます。
でも、その「知って欲しい自分」は、本人ですら分からないこともあります。
だから、教えてあげるのです。
そして、居場所を作るのです。
「共感」というのは、実はこの辺から始まるのではないでしょうか?
では、明日移行は連載記事に戻りますね!
※ ※ ※
占い・スピリチュアルビジネスでビジネスを立ち上げ、そして成功したい方は、こちら
フェイスブックではブログやメルマガとは違う情報を発信しています!
鑑定件数2万件超の豊富な臨床経験に裏打ちされたスピリチュアルセッション
潜在意識を変えてなりたい自分になるヒプノセラピーはこちら
心理カウンセラー、ヒプノセラピストとしてはこちらをご覧ください。
お問い合わせ・ご相談等は、以下のフォームからお願いいたします