クライアントに寄り添う占い師・占いカウンセラーの皆様
こんにちは!
占い師の集客とリピートを応援する
占いカウンセラー、スピリチュアルカウンセラー養成講師、
スピリチュアルビジネスコンサルタントの
ミスカトニックです
さて、本題に入りましょう。
今日のテーマは、
「クライエントを成長から遠ざけるセッションとは、どんなものか」
というものです。
クライエントにせよ、私たちにせよ、活動の大部分は誰かを動かすことに費やしています。
そして、その手段として一般的にはコミュニケーションが用いられます。
ここで言う「コミュニケーション」とは、単なる会話だけにとどまるものではありません。
その会話の性質や中身も、当然考えるべき要素となります。
例えば、典型的なケースで言うと、子供に宿題をさせるとき…
「宿題をちゃんとしないと、先生に怒られるよ!」
という会話は一般的に行われていますよね。
しかし、この方法は果たして効果的でしょうか?
この方法を用いることが、子供の成長にとってプラスでしょうか?
では、こうした場合はどうでしょうか?
占い師がクライエントに対して…
「あまりネガティブに考えると、運気を逃すよ!」
言葉は違いますが、性質は全く同じですよね。
先生に怒られたくないがために宿題をする、という発想は間違っていません。
間違いではありませんが、しかし非常に近視眼的で短絡的です。
同じように、運気を逃したくないがゆえにポジティブであろうとするのも、また近視眼的で短絡的です。
しかし、私たちがこうした方法を使いたがるのには理由があります。
それは、カンタンだからです。
ネガティブな要素、例えば不利益や罰を振りかざして人を行動させるのは、確かに即効性があります。
即効性がありますが、しかしその行動はまず定着しません。
理由はカンタンで、不快なものから遠ざかりたい、という動機しか形成されないからです。
ゆえに、不快な状況から逃げさえすれば良いのですから…
「そもそも、なぜ宿題をしなくてはならないか」
「そもそも、なぜポジティブである必要があるのか」
という点が完全に失われてしまうのです。
私たちがコミュニケーションで誰かを動かそうとするとき、そのコミュニケーションの中に「動かざるを得ない理由」を必ず盛り込みます。
しかし、ここが重要なのですが、その「動かざるを得ない理由」が短絡的でネガティブであるならば、その行動はまず定着しません。
私たちのクライエントを思い出してみてください。
そのクライエントは、状況を変えるためにどのようなコミュニケーションを取っているでしょうか?
恋愛で上手くいかない、というケースの場合、往々にして「罰を振りかざす」コミュニケーションに陥りがちです。
それはクライエント自身からすれば、手っ取り早く、またほかに方法がないようなものに思えるかも知れません。
確かに、それはクライエント自身の不満の表明という意味では効果があるのでしょう。
しかし、望ましい結果を手にする、という点では完全に失敗しています。
そして、私たちはクライエントにどのようなコミュニケーションを取っているでしょうか?
罰を振りかざす方法は短期的には成功します。
しかし、繰り返しになりますが、長い目で見るとあまり意味がありません。
ここで大切なのは、目的意識です。
つまり、どのような目的を達成することが必要なのか、そのためにはどのような思考や行動をとる必要があるのか。
ここを考える必要があるんですね。
問題は、ポジティブになれないクライエントではありません。
どのように成長することが、そのクライエントにとって最も望ましい事か、という視点を持てない私たちです。
自戒を含めて、ですけどね。
さて、次にお会いするクライエントに対して、私たちはどのような目的意識を持てばよいのでしょうか?
ではでは!