苦手意識が才能を開花させる

しかし、不思議とそこに対する悩みや葛藤はあまりなく、むしろ一番悩んだのが、「どうやったらクライアントの問題を解決できるのか？」という一点でした

認知行動療法では「問題解決」を上手にする技法があるのですが、その療法を専門にする私らしく、問題の解決には相当に悩んだんですね

また、占い師を始めて恋愛相談のあまりの多さに圧倒され、うまく対応できなかったことも悩みのタネでした

だから、この悩みを解決したくて、とにかく必死になって文献を当たったり、知人友人を捕まえては恋愛のインタビューをしたり、果ては別のカウンセラーにスーパーバイズとして来て頂いて事例検討を徹底的にやったんですね

その甲斐があって、恋愛についてはある程度悩まなくても済むようになりました（もちろん、いまでも悩みは尽きませんが）

また、別の占い師さんは「どうコミュニケーションを取れば上手く信頼関係ができるか？」ということを悩んでおられました

そこで、その占い師さんはその悩みを消すためにNLPを習ったり、話し方教室に通ったりして、今では私が講師をお願いしたいくらいのコミュニケーターになっておられます

こうしたことから言えることは…

「悩みがある、ということはそこに可能性がある」

ということなんですね

悩みがあって、そこを克服しようとしたら、間違いなく何かしらの形で才能は開花します

そうした観点で考えると一番問題なのは、「悩みがない」ということになる、ということでしょう

つまり、「今の状態に満足（安穏）としているので、特に才能を伸ばす努力もしていないし、必要性も感じていない」ということですよね

だから、苦手意識って、実は才能が埋まっている目印なんだと私は常々感じています

皆さんの苦手意識は、それがあるだけで実はラッキーなんですね

だから、その苦手意識を大切にして、そして超えるようにしていってくださいね

では、今日も良い鑑定を！