クライアントに寄り添う占い師・占いカウンセラーの皆様
こんにちは!
占い師の集客とリピートを応援する
占いカウンセラー、スピリチュアルカウンセラー養成講師、
スピリチュアルビジネスコンサルタントの
ミスカトニックです
まずは、お知らせから
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【8月に関西で占い師のための心理カウンセラー養成講座を開催します】
具体的な日程は、また決まりましたらご連絡を差し上げます!
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では、早速始めていきましょう
最近、「占いカウンセラー」を名乗る方が増えてきました
皆さんがどういう意図でこの名称を使っているのかは判然としないのですが、カウンセリングを重視する私としてはこうした傾向は大変うれしく思っています
しかし、「占いカウンセラー」と一言で言っても、占いと何がどう違うのか、あまりピンとこないですよね
この「占いカウンセラー」という言葉に対する私なりの解釈を申し上げると、占い師としての姿勢とセッションの在り方の2つに特徴があると考えています
そこで、私なりの、という但し書きが付きますが、「占いカウンセラー」という言葉の意味について考えてみたいと思います
占いカウンセラーとは?
占いカウンセラーとは、心理カウンセリングにある程度の基礎を置きながら、占いをセッションで提供するという活動をしている方、という事になります
もう少し細かく言うと、心理カウンセリングと占い師という2つの素養があり、セッションの状況に応じてその2つの役割を柔軟に行き来できる、という事を意味します
ここで大切になるのは、心理カウンセリングと占い師という素養がある、という事になります
心理カウンセリングと一言で言っても、様々なジャンルがあります
認知行動療法や来談者中心療法、対人関係療法に短期療法、ゲシュタルト療法やNLPというのが主な所でしょうか
そうした専門的なトレーニングを受け、それ単体でも実施する事が可能である、という事がこの場合必要になります
つまり、本で読んだだけではダメ、という事ですね
というのは、例えばギターの本をたくさん読んでもギターが上手くならないように、実際にセッションをしないとカウンセリングは上手くならないからです
だから、心理カウンセリングの素養があるという事は、実際にカウンセラーとして心理カウンセリングが出来る、という事を意味しています
一方、占い師としての素養も同じで、最低でも1つの占術に精通している事が求められます。
それが卜でも命でも相でも構いません。
実際に占い師として、そうした占術を使って鑑定が出来る、という事が必要なんですね
この2つの素養を持っていおり、先述したように双方の役割を行き来できる柔軟なセッションが出来る方の事が、占いカウンセラー、というのが私の理解です
話しを聞くだけがカウンセラー?
ここでよくある誤解として、「話しをただ黙って聞く=カウンセリング」というものです。
確かに、故河合隼雄氏はカウンセラーの仕事を「何もしない事を一生懸命する事」と言われました
しかし、だからと言って文字通り何もしない、という事ではないんですね
話しを聞く(傾聴する)という事であれば来談者中心療法が代表例になりますが、来談者中心療法であっても、ただ黙って傾聴しているわけではありません
時にクライアントの発言の意味を明確化したり、その意味を深める質問をしたりと、カウンセラーが能動的に質問を用いてクライアントの内省を促す、という事をしているわけです。
占いの現場において、クライアントの話しにただ耳をから向けるような場面は確かにあります
その時、黙って話を聞いているからカウンセリング、という事にはならないんですね
そのクライアントの語りの中にあるクライアントの想いや感情を汲み取り、深め、クライアントが自覚してない、しかしクライアントの中に間違いなくある想いを明確化する事が「カウンセリング」なんですね
だから、カウンセリングというのは、一般に思われているよりも、かなり能動的なクライアントに対する関りと言っても良いでしょう
余談ですが、来談者中心療法を開発したカール・ロジャーズも動画を見ていると相当にクライアントに語り掛けていますよね
セッションでの占いカウンセラーの役割
占いカウンセラーと占い師とのセッションの最大の違いは、端的に言うとクライアントの内面的なテーマを扱うために質問を多用する事にあるという所に現れます
例えば、占いの場合だと…
クライアント(以下『CL』)
彼が既読スルーのは、なぜなんでしょうか?
占い師(以下『FT』)
それは彼が忙しいからですよ
このように、一般の占いの場合、「起きている現象の占いなりの解釈を行う」という作業で終始する事が珍しくありません
これがダメだとは言いませんが、占いカウンセラーの場合は少し違ってきます
クライアント(以下『CL』)
彼が既読スルーのは、なぜなんでしょうか?
占い師(以下『FT』)
その既読スルーで一番強く感じる感情は何ですか?
CL:
不安…ですね
FT:
具体的にどのような
CL:
私の事が嫌いになったのではないかと…
FT:
なるほど、嫌いになったのではないかと思われるんですね…
このやりとりでは、ラインの既読スルーに対してクライアントが「嫌われているのかも」という不安が表明されました
この表明によって、占い師は通常の占いよりももう1段深い「嫌われているか否か」というテーマを扱えるようになるわけです
さらに、「嫌われているかもしれない」という感情に対する共感もできるようになります
このように、占いカウンセラーの場合、クライアントの心理的な側面を重視し、心理的な問題の解決に重きを置きます
私も占いを扱う立場ですので、解釈論を使う事は珍しくありませんし、そうした占いを否定するつもりもありません
しかし、先の例で言うと「嫌われているかも」というテーマは、クライアントにとってはとても大きなテーマです
そのテーマを正面から取り上げて「いや、そうした感情はないですよ」と伝えた方が、当然クライアントの納得の度合いも異なりますよね
占いカウンセラーは占い依存の危険性を最小限にする
また、占いで怖いのはクライアントが占いに依存する事です
しかし、占いカウンセラーの場合、そうした危険性を最小限にするよう、意識してセッションを進めます
というのは、クライアントから「自分で考える事」を奪うことが依存につながるわけですから、その考えるチカラをクライアントから奪わないように細心の注意を図るわけです
これは心理カウンセリングをベースにしていたら当然出てくる発想で、カウンセリングの場合はクライアントに答えを出していただく事が大前提です。
これと同じように、クライアントに占いで情報をお渡ししつつ、カウンセリングを通してクライアントが自分で答えを出す、という事をアシストするわけなんですね
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以上が、私なりの占いカウンセラーのイメージでしたが、いかがだったでしょうか?
以前より何度もお伝えしているように、占いをしていると必然的に心理カウンセラーにならざるを得ない場面は出てきます
そして、人気のある占い師は必ず心理カウンセリング的な対応を身に付けています
そう考えると、占いというのは本来的に「占い」と「カウンセリング」という側面が初めから備わっているといっても過言ではないのかもしれませんね
では、今日はこの辺で!
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