ミスカトニックのミッションについて

そろそろ1年になろうとしています。

そして、皆さまのご支援のお陰で、色々なお話を頂戴するようになりました。

本当に心より感謝いたします。

1年という節目を目の前にして、いま一度ミスカトニック自身の活動について、改めて考えてみたいな、と思っています。

そこで、今日は「ミスカトニックのミッション」についてお伝えしたいと思います。

この文章は非常に長文です。申し訳ありませんが、しばしお付き合い頂ければ幸いです。

ミスカトニックが「占い師専門コンサルタント」として目指しているものは3つあります。

１：人材の育成。

２：占い業界の変化。

３：社会貢献。

まず「人材育成」からお話ししていきます。

私たちは普段、たくさんの悩みを抱えています。

それは私も例外ではありません。

幼いころ、私は貧困と暴力の中で生活をしていました。

そして、成人してからの人生も紆余曲折の連続でした。

ただ、私はそうした問題を占いで解決しようとは考えませんでした。

これが良かったのか悪かったのかは分かりません。

もちろん、今までの人生に後悔の念があるわけでもありません。

ただ、私はこう思うのです。

もしも、あのときの私が占い師に相談をして、そしてその占い師が素晴らしい力を持っていたら…。

私の人生は、もしかしたら違ったものになったのではないだろうか、と。

これと同じような状況を、私たち占い師は日々経験しています。

悩んでいる、苦しんでいる方は大勢います。

しかし、大半の方は私のように誰かの助けを借りようとはしません。

占い師のもとに相談に来る方は、全体の数％にすぎないでしょう。

そして、その数％の方が、数多くいる占い師の中から、私を選ぶ確率も、ほんのわずかなものです。

私は、これがとてもすごいことだと思うのです。

これは「縁に感謝しましょう」という類の話ではありません。

私が思うのは、そのクライエントの勇気と、そのクライエントに選ばれた者としての責任です。

私は完璧な占い師でも、すごい占い師でもありません。

私の鑑定で不満を感じたクライエントも間違いなくおられます。

それでもなお、私が占い師でありたいと願う根底には、この数％の方の力になりたい、という思いがあるからです。

そして、そうした思いや志を共に出来る方々と、ともに活動し、そしてノウハウをシェア出来たら…。

次は「業界の変化」です。

私は11年間の占い師としてのキャリアの中で、たくさんの経験をさせて頂きました。

書籍の出版にテレビ出演、たくさんのインタビューに雑誌への寄稿。

もちろん、全てがハッピーなものばかりではありませんでした。

しかし、私にとってはかけがえのない、大切な経験です。

そうした経験がなければ、その後の私の人生もありえなかったでしょう。

だから、私は占い業界には恩があると感じています。

しかし、一方で占い業界の矛盾や不合理もたくさん知っています。

この業界特有の独特な体質や、使い捨てにされる占い師、そして霊感商法まがいのことも。

私にとってこの業界は、私に貴重な経験を与えてくれた大切な存在です。

だから、占い業界に絡むスキャンダラスな話題を聞くと残念な、悲しい気持ちになります。

私は革命家ではありません。

この業界の何もかもを否定する考えは、私にはありません。

ただ、恩恵を受けた１人として、この業界をより良くするお手伝いが出来れば、と考えています。

最後に、「社会貢献」です。

占い師と言う商業は、あまり良い印象を持たれません。

恐らく、多くの方が自分自身を「占い師」ということに抵抗を感じるでしょう。

その理由の１つに、一般の人から見て不可思議なものを扱っているから、というものもあるでしょう。

もう１つの理由として、霊感商法などの否定的なイメージがあります。

だから、多くの占い師はどうしても日陰の存在になりがちです。

でも、私はこう思うのです。

私たち占い師は、社会に対して貢献できないのでしょうか？

占いと言う方法を通して、社会をより良くするお手伝いはできないのでしょうか？

一般の方が占い師に対して持つ偏見を、私は否定しようとは思いません。

また、それと戦おうとも、変えようとも思いません。

ただ、私たちなりの社会貢献の道を、私は考えたいのです。

もしかしたら、これは永遠のテーマかもしれません。

でも、実はこれこそが占い師が占い師として持つべき意識ではないのかと思うのです。

これらのことを踏まえて、私のミッションをお伝えすると、以下のものとなります。

私のミッションは３つあります。

私は、クライエントの「第一歩」を心から大切にし、そして成長へとサポートできる占い師を、世に出していきます。

私は、業界の常識ではなく、私たちが持つ「良識」に基づく鑑定が行われるよう、変化を生みだします。

私は、「目の前のクライエント、
そして社会に対して何が出来るのだろう？」と問い続ける事の出来る占い師を、全力でサポートします。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。