こんにちは!
占い師の集客とリピートを応援する
占いカウンセラー、スピリチュアルカウンセラー養成講師、
スピリチュアルビジネスコンサルタントの
ミスカトニックです
では、早速始めましょう。
さて、今回のブログのテーマは
「対人支援のプロとして、
クライエントの相談に上手に乗る方法」
についてお話ししますね
《 今回の概要 》
クライエントの相談の乗り方は人それぞれです
でも、効果的に相談に乗る方法は確かに存在します
特に占い師さん・鑑定師さんの場合は、活用して損はないある武器があります
《 クライエントからの、耳が痛い意見 》
占いでよく聞かれるネガティブな感想に…
「友達に相談したのと大して変わらなかった」
「単なるカウンセリングだった」
と言うものがあります
占い師さんは専門職ですから、
「友達と変わらない」
「(話しを聞くだけというネガティブな意味での)
カウンセリングと変わらない」
という感想をもらうことは
可能な限り避けたいところですよね
そこで、
ここでは教育心理学の知見(※原田2002)を少し借りながら、
上手な相談の乗り方について考えてみたいと思います
《 それぞれの相談の乗り方の違いは? 》
相談する相手が友達であっても
占い師やカウンセラーであっても、
相談される側の対応は
ある程度共通点があります
そこで、相談される側が相談する側に
どんな対応を示すのか、
以下のように整理することができます
①憶測・理解・確認
→相手の発言や問題の状況から理解したことを自分の言葉で話す
②肯定・受容
→相づち、肯定、共感の表明
③情報探索
→新たな情報を求める質問等
④自己及び周辺の開示
→自分の経験や周りの参考になる事例の紹介
⑤違う視点の提示
→相手の問題に対する理解の枠組みに対して違うものを提示
⑥問題解決へ向けた発言
→これは(A)問題解決のための行動計画の模索提案と(B)問題を肯定的に受け止め現状を受容するよう勧めるものとの2つに分かれます
これはカウンセラーとの対比ですので、
占い師の場合は若干異なりますよね
占い師の場合だと…
⑦鑑定結果の提示と検討
→未来の結果を踏まえた占いの結果をテーマに問題理解を深める
⑧仮説検討
→別の選択を取った場合の結果などの検討を通して最善策を検討する
⑨盲点を埋める情報の提供
→潜在意識や相手の状況や未来など、クライエントが知りえない情報を提示し、問題解決の検討材料に加える
という3つが加わることになります。
《 占いの特徴、友達の特徴 》
クライエントがカウンセリングではなく
占いを受けるということは
占い師に対してカウンセリングではなく
占いを求めている、ということが言えますよね
(まぁ、当たり前ですよね)
カウンセラーとの対比で考えた場合、
先述した⑦~⑨がないと
カウンセリングと全く同じだったという
印象になってしまいます
また、⑦~⑨があるというのは、
占い師にとっての「醍醐味」でもありますよね(笑)
なので、新規の方であれリピーターであれ、
⑦~⑨の要素はある程度あった方がいい、
ということが言えます
では、友達に対する相談との違いは何でしょうか?
友人間の相談で相談を受ける側が
行う言動では、以下の要素が
際立って多くなります
④自己及び周辺の開示
⑥問題解決へ向けた発言
ただし、(A)の問題解決のための
行動計画の模索提案ではなく、
(B)問題を肯定的に受け止め
現状を受容するよう勧めるものが特徴的に多い、
ということが言えます。
つまり、相談を受けた側が自分自身の経験を語り、
かつ、問題の積極的な解決よりも、状況を
受け止めるように促すというパターンが多い、
ということです。
これは私たちの経験でも分かりますよね
友人から相談を受けた場合、
「私はこうやって解決したよ」
という「自分語り」が多くなります
また、悩んでいる友人に対して
「受け入れて自分が変わるようにしようよ」
という趣旨のアドバイスも、
確かにしがちになるでしょう
これはどちらかと言えば
「問題の積極的な解決よりも現状に対する励まし」
という側面が強いアドバイスとも言えます
しかし、この手のアドバイスに対する
クライエントの評判は
実はあまりよくないんですね。
《 クライエントの否定につながる、意外なアドバイス 》
友人に対して行う④と⑨(B)のアドバイスが
なぜ鑑定で不評かというと、
「私の話を聞いて欲しい」
「解決策を教えて欲しい」
というクライエント側のニーズを
無視しているものだからと言えます。
確かに、私たちが誰かに相談をして
その人が自分の経験談を語り始めると、
相談をした私たちとしては、
欲求不満を感じますよね
では、現状を受け入れるアドバイスが
なぜ不評なのでしょうか?
これは、
「あなたが変われば現実は変わる」
「人は変わらない。変えられるのは自分だけ」
という考えに、クライエントは必ずしも
賛同していないからです。
クライエントの問題の大半は人間関係です
そして、人間関係の場合、
相手の言動がストレスの原因となっています
この場合に、
ストレスの原因たる相手の言動を除去し、
好ましいものに変えたいという欲求を
持つことは当然のことでしょう。
その欲求が正しいかどうかは
ケースバイケースですが、
そうした欲求を理解し、
共感的に寄り添うことが求められているのは
当然のことと言えます。
つまり、
「あなたが変われば現実は変わる」
「人は変わらない。変えられるのは自分だけ」
クライエントの否定に繋がってしまう可能性が高い、
ということなんですね。
《 上手な相談の乗り方は、何だろう? 》
共感的である、理解的であるということは、
「正しい・間違いに関係なくクライエントを肯定する」
という姿勢です
これは、クライエントの考えや世界観を
正しい・間違いを抜きに
受け入れ、肯定する姿勢です
これは別の機会に詳しくお話ししますが、
自分の考えを否定されると、
人は自分の考えにしがみつき、
逆に強く主張をするようになります
つまり、占い師側の反対意見が
逆にクライエントから考え方の
柔軟性を奪ってしまうのです
だから、クライエントの世界観を
理解したうえで、その世界観から導き出せる
⑥(A)問題解決のための行動計画の模索提案
を提案するのがベストなんですね
ただ、実はもう1つ工夫ができます
実は、先ほど占い師の特徴として⑦~⑨を挙げました。
しかし、実はあと1つ、占い師でしかできないことがあります
それは…
⑩超自然的な存在からのアドバイス
です
例えば…
~・~・~・~・~・~・~・~
クライエント(以下『CL』)
ラインの既読スルーってありえないです!
彼は私にひどいことをしているという自覚を持って欲しいです!
占い師(以下『FT』)
確かに、彼の行動はご自身の気持ちを踏みにじってますよね。
彼が、そうしたデリカシーを持ってくれると、ご自身としても彼との関係を頑張れますよね
(クライエントの受容と肯定)
ただ、彼を叱り飛ばすのも効果が薄いので、
彼が理解できるような説明を私たちで考えたいんですね
(クライエントの世界観を壊さない問題解決の提示)
それと…彼との成就を早く引き寄せる方法があると出てますね
(超自然的な存在からのアドバイス)
CL
どんな内容ですか?
FT
「彼を悪者にしない方がいいよ」とカードは言っていますね
(クライエントの柔軟性を生むアドバイス)
CL
え?それはどういう意味ですか?
(能動的に聞く姿勢)
~・~・~・~・~・~・~・~
このように超自然的な存在からのアドバイスを
上手に使うと、クライエントの柔軟性を
効果的に引き出すことができるようになります
では、さっそくまとめに入りましょう
《 まとめ 》
・友達あるいはカウンセラーと同じ対応は、クライエントの満足度を下げてしまう
・占い師にしかできないアドバイスを行うことで、クライエントの満足度とモチベーションを高めることができる
・上手に相談に乗るコツは「肯定的・共感的にクライエントを理解する」ことと、占いやスピリチュアルの要素を上手に使うこと
では、今日も良い鑑定を!
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