シアワセになれないクライエント：２

クライアントに寄り添う占い師・占いカウンセラーの皆様

こんにちは！

占い師の集客とリピートを応援する

占いカウンセラー、スピリチュアルカウンセラー養成講師、

スピリチュアルビジネスコンサルタントの

ミスカトニックです

さて、連続掲載の第2回目。

すでに結構な反響をいただいています。

さすがですね！皆さん意識が高いので、書いている私もついつい力が入ります。

このブログ講座は、無料でミスカトニックが持っているノウハウをシェアすることが目的です。

11年間、途中何度か中断がありましたがスピリチュアル系の世界で生きてまいりました。

いま私が無借金で介護ビジネスを始められ、介護ビジネスコンサルタントとしても活動でき、さらに色々なお話を頂くのも、多くのクライエントと、この業界に支えられたからこそです。

私がノウハウを提供して、それが少しでも皆さんの成長につながれば、その分だけこの業界も変化していきます。

そして、その変化はクライエントにとっても本当に実力を持ったスピリチュアリストと繋がることになり、さらに私にとっての成長にもなります。

この連続掲載の間、しばらく堅苦しい話が続きますが、どうぞお付き合いくださいませ

では、本題に入りましょう。

【スピリチュアルの魅力は『可能性』】

では、なぜ心理カウンセラーでもお医者さんでもない、私たちスピ系のところへクライエントは来るのでしょうか。

1つの理由として、私たちが持っている素朴な「宗教観」にあります。

「宗教」という言葉に嫌悪感を示す方も多いと思いますが、いわゆる新興宗教にハマる心理もだいたい上記の内容の通りです。

また、「宗教」とは「信仰を持つ」ことであり、「信仰」とは、神（神々）などの形而上学的な存在を信じることを意味しています。

だから、特定の神（神々）を信じていなくても、例えば精霊がいたり、宇宙に意思があったりする時点で、それは広い意味での宗教観といえます。

（まぁ、『世界観』という言葉に置き換えてもいいのですが。別に『宗教』という言葉にこだわる必要もありませんし）

…その話はさておき、私たちは「運命」や「運勢」、「宇宙の意思」などの、感覚や経験を超えた世界を、どこかで想定しています。

例えば、恋愛でうまくいかないことがあると、自分や相手との関係だけでなく、「運気が悪いのかな…？」という考えに至ります。

そして、そうした世界には、私たちが知らない別の「真実」があるのでは、という期待があります。

恋愛がうまくいかないのは、単にコミュニケーションの行き違いだったから？

それとも、守護霊の深い意図があるから？

この「隠された真実」は根本的な影響を私たちに与えているという印象を、私たちは持っています。

これと「一発逆転思考」が結び付いて…

「守護霊さまとの関係を良くしたら、あの人と結ばれる！」

という思考に至るわけです。

さらに、スピリチュアルな世界は、科学などで解明されていない分野なので、「可能性」を感じさせます。

例えば、むかし「人間は、脳の10％しか使っていない。あとの90％は使われないまま残されている」という議論がありました。

これは、いわゆる「グリア細胞」の機能がよく分からなかった時代に言われた事で、脳科学の観点では、これは正しくありません。

しかし、この説は「人間の未知なる可能性」という文脈で使われていました。

「まだ可能性は十分残されている」

こうした希望を私たちは好むのです。

「宇宙に意思なんか存在しないし、アセンションなんてニューエイジ好きが言い出した戯言だし。

氣なんて存在しないし、丹田呼吸も意味ないし、先祖とか墓参りとかしても、変わらないよ

占い？バーナム効果って言葉を知ってる？

金縛り？いやいやいや、霊現象じゃないから

写真にオーブが写ってたって…カメラに多少詳しい人なら、それが埃やチリが光を反射したものだって知ってるけどね」

という世界観を、私たちは好みますか？

私たちが信じる「事実」云々は抜きにして。

でも、上記の言葉通りの世界は、なんだか夢も希望もないような印象を受けませんか？

こうした考えを受け入れがたいという事は、何かしらの形で私たちがそれを信じているからです。

そして、そこには希望や可能性があり、その希望や可能性を一般の方に伝えるのが、私たちスピリチュアリストの役割なのです。

だから、私たちは希望や可能性を具現化する存在を期待されます。

「宇宙には意思があり、その意思を目の前のこのスピ系の人はしっている。

だから、この人に聞けば答えがわかるはず」

という期待が、私たちに向けられているのです。

そして、その期待には「いまの困りごと」を解消してくれることが当然のように含まれています。

そして、クライエントは「一発逆転」思考を持っている。

だから…

「親との関係もうまくいかないし、仕事も辛いだけ。結婚したいけど、好きな人は振り向いてくれない。

もしも、好きな人が振り向いてくれたら、結婚して仕事を辞めて、実家を離れて生活できる。

この山を越えるには私だけの力では無理で、どうしても運気が良くなって、潜在意識がつながる必要がある。

あと、ご先祖様にも応援してほしいし、守護霊にも助けてほしい。

だから先生、なんとかして」

クライエントの多くは、大なり小なり、こうした考えを持っています。

（続く）