クライアントに寄り添う占い師・占いカウンセラーの皆様
こんにちは!
占い師の集客とリピートを応援する
占いカウンセラー、スピリチュアルカウンセラー養成講師、
スピリチュアルビジネスコンサルタントの
ミスカトニックです
さて、今日のテーマは…
「クライエントの問題を整理する」
について考えてみます。
クライエントの多くは複雑な問題を抱えています。
例えば、中途半端な関係になってしまったというケース。
現在の相手との関係は好ましくない。
でも、中途半端さを受け入れなければ、関係が切れてしまう。
クライエントの年齢を考えると、そろそろ結婚もしたい。
相手が結婚を考えているようには思えない…等々。
クライエントの問題が複雑に見える原因はジレンマ、つまり「葛藤」にあります。
この葛藤の渦の中に入り込んでいる限り、クライエントのビジョンはクリアにはなりませんよね。
だから、この葛藤を丁寧に解きほぐす必要があるのです。
心理学に多少詳しい方なら、「コンフリクトの3基本形」はご存知でしょう。
それを使うのも一つの手なのですが、ここではその議論は置いておきます。
私がクライエントの葛藤の整理でよく使うのは…
「いま、何が変えられますか」
というものです。
つまり、クライエントから見て、とりあえず一番簡単に変えられるものを探す、というものです。
クライエントは往々にして、すぐに問題の根本解決を図ろうとします。
これはクライエントの気持ちからすれば当然なのですが、しかし、その根本がすぐに変わらないから問題なのです。
だから、根本解決はひとまず置いておきます。
そこで…
1:クライエントの希望と苦痛の一番強いところを見つけて…
2:その希望に沿って一番変えやすいことを考えて…
3:もっとも簡単に実行できる方法を探す
という手段をとります。
例えば、先の例。
中途半端な関係に陥っているクライエント。
その関係を継続している理由が、「相手がいなくなるとさびしい」というものだとします。
これが「苦痛」の一番強いところ。
そして、クライエントの希望が「結婚」ならば、これが希望の一番強いところ。
ここで注意するべきは、苦痛の除去はすぐに行わないことです。
つまり、「結婚したければ、その人と別れろ!」という議論はしない、ということです。
むしろ「相手を失う」ということが苦痛なのですから、それはそのままにして結婚に至るもっとも簡単な方法を考える、という方向で行きます。
このようにして問題を整理し、確実に状況を変えるようにお手伝いをすることが大切なのです。
…ところで、皆さんは「ニーバーの祈り」をご存知でしょうか?
ラインホルト・ニーバーという神学者の祈りなのですが、この祈りは私にとっては鑑定における大きな指針です。
ぜひ、この祈りの意味を皆さんでシェアできれば幸いです。
【ニーバーの祈り】
主よ
変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を、我らに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるもの、変えることのできないものとを、峻別する知恵を与えたまえ。
では!
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