理解→受容→共感という順番の大切さ

みなさん、こんばんわ。

ミスカトニックです。

 

さて、今日はスピリチュアル・カウンセラー、占い師のセッションのコツについて解説したいと思います。

 

クライエントの悩みが持つ意味

 

クライエントが抱える問題は、一見すると似たり寄ったりな印象を受けます。

 

 

不倫、復縁、ブロックされた相手との関係…。お決まりの相談事ですよね。

 

 

そうしたトラブルをきっかけに、クライエントはスピリチュアルの扉を叩きます。

 

 

これは、一見すると安直にスピリチュアルに「すがっている」印象を受けるかもしれません。

 

 

しかし、私はそれが1つのご縁だと思っています。

 

 

そうした問題がない、クライエントはスピリチュアルに関心を向けることはなかったでしょう。

 

 

そして、そのスピリチュアルの出会いを通して、クライエントは本来の自分自身を取り戻していきます。

 

 

それは、願望を手放すことかもしれませんし、願望をあくまでも頑張り続けることかもしれません。

 

 

それは、クライエントそれぞれです。

 

 

ただ、せっかくスピリチュアルの門をたたいてくれたのです。

 

 

ならば、私たちはスピリチュアルを通して価値を提供したいですよね。

 

スピリチュアル・カウンセラーがクライエントに提供する価値とは?

 

その時、私が最も大切にしているのは、「理解」です。

 

 

なぜ、クライエントはその願望を抱くに至ったのか。

 

 

その願望を支える動機は何か?

 

 

さらに、クライエントはどのような社会生活を送っているのか?

 

 

そうしたことから読み解くと、色々と見えてくるものがあります。

 

 

例えば、復縁したいというケース。

 

 

この場合、相手に対して純粋な恋愛感情をまだ抱いている、というケースもあります。

 

 

一方で、クライエントなりに消化しきれない感情があり、その感情の消化のために相手との復縁と望む、というケースもあります。

 

 

さらに、クライエントの生活を見てみると、職場で孤立している、人間関係で苦しんでいる、というパターンは少なくありません。

 

 

となると、クライエントは根底的な問題を元々抱えており、その結果として私たちに相談する悩みを抱くに至った、ということが言えるわけです。

 

クライエントの問題をどう解決するか?

 

 

「ならば、根源的な問題を解決したらいいんじゃないの?」

 

 

多くの方はそう思われるでしょう。

 

 

しかし、人間の「こころ」はそう簡単ではありません。

 

 

例えば、ストレス障害の場合、疾病の原因となったストレスからクライエントを遠ざけると、寛解に至る可能性は高まります。

 

 

しかしストレス要因がある環境からクライエントを遠ざけるというのは、かなり無理のある話です。

 

 

そのストレスが幼少期の記憶であれば、ストレス要因から遠ざける方法は限られていますし、また社会生活においても、元々いた会社から転職するというのも勇気のいることです。

 

 

どのようにクライエントの問題にアプローチするか?

 

 

そのため、私たちは「解決を急ぐべきではない」という結論に至ります。

 

 

確かに、クライエントの苦痛を緩和する方法をまず優先するべきと考えるのが一般的です。

 

 

そのために、クライエントの環境整備は、精神衛生的には非常に重要です。

 

 

ただ、そうした環境整備がいつも上手くいくとは限りません。

 

 

仮に業務でうつ病を発症したとした場合、それでもその会社に復職するしか手段がない、というケースは珍しくありません。

 

スピリチュアル・カウンセラー、占い師が提供できる価値とは?

 

ならば、スピリチュアル・カウンセラーや占い師は、どのような価値を提供できるのでしょうか?

 

 

まず大切なのは「理解」です。

 

 

それは、クライエントの問題の理解だけでなく、その背景も理解するということです。

 

 

セッションから垣間見えるクライエントの別のストレス要因や、不適切なストレス解決を見つけ出す。

 

 

そのためには、まずは「理解」が優先されます。

 

 

そして、そのクライエントを「ありのまま受け止める」ということを行います。

 

 

そうすることによって、クライエントはセッションの中で「ありのままの自分」を表現できるようになります。

 

 

その表現の中には、時に非倫理的であったり、非合理的なものもあります。

 

 

それも含めて、クライエントを受け止めるのです。

 

 

そうやってクライエントが「自分自身」になることができて、それに対して「共感」を示します。

 

 

そうすることによって、クライエントは「共感」をもとに、否定も肯定もない、ありのままの自分と向き合うことができるようになります。

 

 

そうなって初めて、クライエントの変容は始まります。

 

 

解決は急ぐべきではありません。

 

 

そして、人は「人との関係」においてのみ、変化していくことができます。

 

 

その関係を、ぜひクライエントに提供してください。

 

 

すぐに、ではありませんが、クライエントはやがては私たちのセッションから卒業してくことでしょう。

 

 

ではでは~

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