セッションの質を高めるフレームワーク:2【マーケティングと実例で考える恋愛講座】

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スピリチュアルビジネスコンサルタントの

ミスカトニックです


さて、今日の更新は前回の続きですね。

前回の内容は下記の記事をご覧ください。

セッションの質を高めるフレームワーク:1

今回は、マーケティングのフレームワークを使って、実際のセッションを再現します。

まず、前回も記載しましたが事例を改めてご紹介します。

【事例】

クライエントは26歳の女性で独身(Aさん)
相手は28歳の取引先の独身男性(Bさん)

元々、BさんはAさんの部署によく顔を出していました。
その段階でAさんはあまりBさんのことを意識していませんでしたが、Aさんの会社の創立記念パーティーで意気投合し、AさんはBさんを好きになりました。

でも、Bさんの方からその後、Aさんにアプローチをする様子はありません。

Aさんとしては、あれだけ話が盛り上がったのに、Bさんの方からアプローチをする様子がない事が腑に落ちません。

またBさんのプライベートの情報も全く持っておらず、Bさんに彼女がいるかどうかも分からない状態です。

何より、Bさんとメールアドレスの交換をしたものの、どうやってアプローチをしたらいいか分かりません。

Aさんは、どうしたらよいのでしょうか?

(事例紹介以上)

この事例を考えるうえで重要となるのが、BさんのAさんに対する気持ちであることは言うまでもありません。

しかし、単にBさんの気持ちだけでAさんとの関係が決定されるわけではありませんよね。

すでに恋愛関係にある女性がいるのかもしれません。

あるいは、Bさん自身が恋愛に関心がない可能性だってあります。

またAさん自身がBさんにさほど評価されていないということもありうります。

そうした様々な要素をいったん整理して検討する必要があります。

ここでは、「5F」と呼ばれるマーケティング理論を用いてみましょう。

「5F」とは「ファイブフォース分析」のことで、元々は「ある業界内の競争を分析」するために用いられている理論です。

つまり、ある企業ないし業界があって、それがどんな環境の中にいるのか。

どんな競争があって、どんな問題があるのか。

それを整理するために用いられているものです。

一般には、以下の画像のようなもので表されます。

まず、中央をご覧ください。

例えば、Bさんが女性に出会う可能性が少ない環境にいて、かつ現時点で誰とも付き合っていないとします。

この場合、中央の「他者との競争」はさほど大きなものにはなりません。

でも、逆にBさんを狙っている女性がすでに複数いる場合、「他者との競争」は激しくなりますよね。

これはAさんにとっては一見すると好ましいものではありませんよね。

次に下を見ましょう。

「恋愛をしたい!」という気持ちを満たすものは、なにも恋愛だけではありません。

繁華街に行けばキレイな女性と楽しい時間を過ごすこともできます。

あるいはBさんにとって都合の良い「セックスフレンド」がいると、その分だけ新しい関係に消極的になる可能性もあります。

これが下の「代替品の存在」に当たります。

次に上です。

Bさんが男性だらけの職場で仕事をしていて、かつ女性との出会いがない環境で生活しているのであれば、新しいライバルの出現を心配する必要はありません。

しかし、ライバルが大勢いる(あるいは、ライバルの出現を心配しなければならない環境)であれば、当然Aさんにとっては難しいものになります。

これが「新規参入」に当たります。

そして、「他者との競争」や「代替品の存在」、「新規参入」が激しいものであれば、その分だけAさんの立場は難しくなります。

BさんにとってAさんはどれくらい立場的優位を保つことができるのでしょうか?

それが左側の「売り手の強さ」に該当します。

では、Bさんの好みや気持ちはどうなんでしょうか。

Bさんに明確な好みがあったり、あるいは結婚や恋愛を急いでいないのであれば、Bさんの立場は強くなりますよね。

逆にBさんに特に好みがない、また結婚や恋愛を急ぐ理由があるとすれば、彼の立場は弱くなります。

これが右側の「買い手の強さ」を表します。

ここまで5Fのカンタンな説明をしましたが、お分かりいただけましたでしょうか?

繰り返しになりますが、5Fは競争の分析を行うためのものです。

各要素を分析すると、Aさんのとるべき方法(戦略)がおのずと見えてきますよね。

Aさんにとって出来るだけ避けたいのは…

「競争に巻き込まれて『その他大勢』の中の一人」

「都合の良い存在」

「すでにBさんとの関係に入る余地がない状態」

という3つが考えられるわけです。

逆に言えば…

「Bさんにとって特別な存在」になり

「都合の良い関係」に巻き込まれないで

「きちんとBさんとの関係が成り立つ」

という状態に持って行ければ、かなりAさんは有利になりますよね。

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